懇親・交流イベントを通して

 

テレビ撮影では、被写体の位置関係を示唆して映像に安定感を持たせるため、人物だけでなく背景をまとった構図にすることがよくあります(ルーズショット)。人物をぎりぎりフレームに収めるタイトショットとは異なり、ルーズショットでは無理のない落ち着いた画像になります。技術人材の育成も同様と考えており、テクニカルスキル・ビジネススキルだけでなく、ヒューマンスキル(対人関係能力)・ソーシャルスキル(社会生活能力)の養成も大切と考えています。また社会人になると、仕事のオン・オフの切り替えが重要になるため、学生にも頑張る時と緩む時のメリハリを身に付けて欲しいと思います。リフレッシュが業務遂行を促進することもあります。今で言う働き方改革の基本理念です。

そこで本研究室では、研究活動以外にも学事・歳事・スポーツなどを通して、懇親・交流の場を作ることを積極的に推奨しています。例えば、駅伝・バレー・バスケット・野球などのスポーツ大会への参加や、花見、ビアパーティ、芋煮会、紅葉狩り、送別会などの懇親イベントの開催です。これらのイベントは、体力増強・健康増進、心身のリフレッシュに役立つだけでなく、研究室内のコミュニケーション・風通しの促進にも繋がります。さらに、学生の社会勉強や視野の拡大のため、外部の機関や企業を訪問して、技術勉強会や設備見学会を積極的に開催しています。

 

かみきり

シロスジカミキリ

夏の日、青葉山からの珍客

〜学生の凛々しい成長を願って〜

 

研究室イベントの企画作業では、学生時代の記憶や想い出としても残るように、過去と同じ趣向でなく、進取性に富む新企画の開拓を推奨しています。すなわち、未体験のモノ・コトを優先しています。これによりユーザーエクスペリエンスが向上して満足度が高まります。企画については、概して守りに入るより攻めた方が得るものが多いようです。研究と同様、新しいことに怯むことなく攻める気概が重要です。

これらのイベントのマネージングを通して、学生個人の発想力・企画力・実行力が高められます。同時に、他者への思い遣り・調整力・寛容力も培われていくため、社会生活に欠かせない人間の幅が養われていきます。

 

日本タンポポ

ニホンタンポポ(青葉山キャンパス)

在来種も、強みを生かしてたくましく