平成29年度から、電気系同窓会長を仰せつかった小野寺です。私は昭和45年電気工学科を卒業しました。
卒業研究は城戸研究室でした。
同窓会の名簿を見ると、最初の卒業生が1922年(大正11年)になっています。
また、東北大学概要によれば東北帝国大学に工学部が設置されたのは1919年(大正8年)になっていますので、
2年後の2019年は工学部発足、即ち電気工学科発足100周年となるはずです。
私自身は大学卒業後、当時の電電公社(現NTT)に入社しました。その後、1984年に設立された
第二電電企画株式会社(現KDDI)に転職しました。翌1985年、電気通信事業の規制緩和が実施され、
電電公社は日本電信電話株式会社に、当社も企画が外れ第二電電株式会社(DDI)に社名変更しました。
当社は長距離電話事業からスタートしましたが、その後は移動通信にずっと携わってきました。
アナログから始まり、現在の第四世代携帯電話(4G)まで歴史の変遷を現場で見てきました。
現在、2020年頃の実用化を目指し第五世代携帯電話(5G)の開発が進められています。
この間30年余りの間に、世界の情報通信産業(ICT)は大きく変化しているのは皆さんご存じのとおりです。
新聞紙上でAI、IoT、ビッグデータ、ロボット、フィンテック等の言葉を見ない日が無いくらい、
新たなICT技術が急速に開発され第四次産業革命、Society5.0の時代を迎えつつあります。
電気系同窓会の会員諸兄の活躍の場がますます広がっていくことに疑いの余地はありません。
6月30日、我が母校東北大学は、東大・京大とともに指定国立大学法人3大学に指定されました。
同窓会と大学との連携を強めることにより、同窓会諸兄の活躍の場をより広げることにとどまらず、
日本の産業発展にも寄与できると考えています。
同窓会活動に対する諸兄の積極的なご参加を期待しております。